9月17日より東京都千代田区にあるアーツ千代田 3331にて、石場文子の展示が始まっています。本企画はgalerie lieu lieuが関わっているものではありませんが(主催:アーツ千代田 3331)ぜひ多くの方にご高覧いただけましたら幸いです{本多俊一}。

<アーツ千代田 3331紹介ページより引用>
3331 ART FAIR レコメンドアーティスト特別企画として、石場文子による個展「不在(ない)と存在(ある)」を開催いたします。石場文子は、日常の風景の中にあるありふれた日用品にささやかな手作業を加えて撮影することで、見る者の視覚にだまし絵的な印象を与える作品を作り出します。「真を写す」と訳された「写真」というメディアを通じて、敢えて現実の世界に少しばかりの操作を加え、真偽が定まらない風景を描く石場の作品は、そこに存在(ある)するものと、不在(ない)ものの関係性をも浮かび上がらせていきます。

本展では、これまで石場が制作していた被写体に輪郭線を描く手法から一歩進み、主に印刷技術の中で「白」を「無」として捉える現象に着目し、そこに在るはずなのに無い。無いのに在る。というパラドックスから生じる哲学的な命題に、新たな手法で取り組んでいきます。デジタル技術が発展し、ボタンを押すだけで思い通りに加工された画像が得られる今の時代に、敢えてアナログな手法で果敢に二次元(平面)と三次元(立体/遠近法)の世界に挑戦する石場の作品は、見る者の認識を心地よく揺さぶる経験となることでしょう。

https://www.3331.jp/schedule/005427.html

本多は初日のアーティストトークにスルッとお邪魔しておりまして、後ろで解説を実際に聞いていましたが、今回の個展は点というより線が伸びていくまさにその上に乗っているような。走行中の車両の上のような印象を個人的には得ました。問いかけられているようでもあり、議論の渦中を覗いているようでもあり、まして「白」という色がそうさせるのか、白だからこその余白感というか、観る側も自ずとこれまで以上にその空間に思考を巡らさせることを促させるような・・そんなことが起きるのではないかと思います。
作家が考える「現実実際にそこに存在していること」の感覚も相変わらず興味深い。ぜひ時間にゆとりをもって観ていただけると良いですね。

日程 2021.9.17(金)~10.17(日)
時間 11:00-19:00 最終日は18:00まで
料金 無料
会場 1F 3331 Gallery

なお、同施設2階では「現れの形象」と題してARTDYNE主催によるグループ展示にも参加しています(こちらは10月3日(日)まで)。
https://www.3331.jp/schedule/005439.html
同時に、近隣にあるNOHGA HOTEL TOKYO AKIHABARAの2階レセプションエリアにも作品がかかっているとのことで、ぜひ各所巡っていただけたらと思います。

この日、、本多のスマホは「現れの形象」の方に伺った時点で充電が切れていて・・あえなく写真撮れずだったのでNOHGA HOTELとともに改めて伺いたいと思います;;

しかしながら、こちらの「現れの形象」に出展している作品群は1階の個展「不在(ない)と存在(ある)」とはまた違い、グループであることの空間的な反応も良さそうで、ある種のドラマティックな感情のゆらめきを感じるものでした。

また、
現在、時を同じくして京都で始まったKyotographie 2021 KG+でも石場作品が出展さているとのことで
こちらはまた別途紹介できたらと思います。

galerie lieu lieu としては2022年に向けて展示計画を調整中です。ぜひ引き続きご注目いただけましたら幸いです。